統合医療

統合医療とは

統合医療とは、これまで一般的に行われてきた西洋医学(投薬や手術など)に、自然療法(ホモトキシコロジー、漢方、サプリメント、オゾン療法など)を組み合わせた治療スタイルのことです。西洋医学は検査で病気の原因を突き止め、薬や手術で病変をピンポイントに治療することに優れています。一方で、原因がはっきりしない不調や、体質的な問題、高齢による体力低下など、西洋医学だけではカバーしきれない領域も存在します。当院の統合医療では、病気だけを見るのではなく、その子の体全体を見ることを大切にしています洋医学と、自然療法の本来持っている治癒力を高める力を融合させることで、よりその子らしく穏やかに過ごせる時間を支えます。

高齢化に伴う治療の選択肢

動物の長寿化に伴い、がん(腫瘍)や腎臓病、関節症などの慢性疾患を抱えるケースが増えています。しかし、高齢になると以下のようなお悩みに直面することが少なくありません。「もう歳なので、全身麻酔を使う手術はリスクが高くて怖い」「強い薬を使い続けると、肝臓や腎臓への負担が心配」「治療法がないと言われたが、何かしてあげられることはないか」など。統合医療は、こうした高齢で積極的な治療が難しい場合や緩和ケアにおいて、大きな力を発揮します。 体に過度な負担をかけず、痛みや苦しみを和らげ、生活の質の維持・向上を目指すことができます。

このようなお悩みはありませんか

  • 手術の難しい末期腫瘍、悪性の疾患
  • 薬や検査による、体への負担が大きい
  • 治療が長く、疲弊してしまった

このようなお悩みがありましたら、統合医療をおすすめしています。

その子に合った治療を提供

当院では、血液検査やレントゲンなどの西洋医学的な検査で現在の状態を正確に把握した上で、「その子にとってベストな選択肢は何か」を飼主様と一緒に考えます。症状が急変している時や手術が必要な局面では西洋医学をベースとしつつ、薬の副作用や量を減らしたい時、あるいは慢性的な症状を体質から改善したい時には統合医療を併用するなど、その時々の状況に応じて柔軟に組み合わせます。私たちは、一頭一頭の性格や体調、そしてご家族の考え方に合わせたオーダーメイドの治療プランをご提案し、単に病気を「治す」ことだけに固執せず、「どうすればその子が一番幸せに過ごせるか」を第一に考えた診療を行います。

当院の統合医療メニュー

ホモトキシコロジー

ドイツで生まれた医学理論に基づく治療法です。病気は体に溜まった毒素(ホモトキシン)に対する体の反応であると考えます。 複数の成分が配合された薬剤を使用し、体内に蓄積された有害物質の排出を促すことで、体が本来持っている機能を正常に戻していきます。

こんな時におすすめ: 慢性腎臓病、肝不全、関節疾患、アレルギー疾患など。
特徴: 副作用が極めて少なく、従来の薬との併用も可能です。注射や飲み薬で投与します。

漢方

漢方薬は、自然界にある植物や鉱物などを組み合わせた生薬です。 西洋薬が特定の症状を抑えるのに対し、漢方は体全体のバランスを整え、自己治癒力を高めることを目的としています。

こんな時におすすめ: 慢性的な皮膚病、胃腸が弱い、足腰の衰え、虚弱体質の改善など。
特徴: 飲みやすい錠剤の動物用漢方薬をご用意しています。

オゾン療法

医療用オゾンガスを体内に投与することで、細胞を活性化させる治療法です。 体内の酸素化を促進し、免疫力の向上や抗酸化作用(老化防止)、抗炎症作用が期待できます。当院では主に、痛みや負担の少ない注腸法(お尻からガスを入れる方法)や腹腔内投与を行っています。

こんな時におすすめ: 老化に伴う活力低下、自己免疫疾患、がんの補助療法、皮膚疾患など。
特徴: 短時間で終わり、動物への負担が非常に少ない治療法です。

CBDオイル

大麻草の茎や種子から抽出される成分であるカンナビジオール(CBD)を含んだオイルです。 てんかん発作の抑制、痛みの緩和、不安の解消、食欲増進などの効果が注目されています。精神作用のある成分は含まれていない動物用の安全な製品を使用しています。

こんな時におすすめ: てんかん発作、関節痛、がん性疼痛、夜泣きや興奮(認知症の症状)など。
特徴: ご自宅でご飯に混ぜたり、直接口に垂らして与えることができます。